MAYA2016であったレンダーレイヤーがない!?
MAYA2017からレンダレイヤーの考え方が少し変わり、
今までディスプレイレイヤーやアニメーションレイヤーなどと一緒にレンダレイヤーというものがあったのが表示されなくなりました。
表示非表示の機能としてアニメーターは良く使う人を見かけましたが、
なくなった訳ではなく機能として少し変わったのです。
2017の新規機能でレンダリングの設定というメニューが追加され
レンダリングの設定をこのUIで操作する事になった事で今までのレンダーレイヤがなくなったのです。ここでは新規の【レンダリング設定】の使用方法は記載しないので、
MAYAのメニューの下記をご覧ください。
※MAYAのレンダリングの設定
※レンダリングの設定(Render Setup)
優先レンダー設定システムの設定方法
それではどうしたら前のようなレンダーレイヤーを使用することが出来るかというと、
今まで使用していたレンダーシステムの名前を【旧式のレンダレイヤー】と呼びます。
この設定を戻すには、MAYAの設定画面から【レンダリング】→【優先レンダー設定システム】の欄で【旧式のレンダレイヤー】に変更するだけです。
そうするとMAYAを再起動したら更新されます。というメッセージが出るので
MAYAを落として立ち上げなおすとレンダーレイヤーが追加されます。
⇓(出た!)
ただ、注意点として、両方のシステムを同時に使用することはできません。
旧式のグラフエディタの変更方法
旧式繋がりでついでにグラフエディタの旧式に変更する方法も説明させて頂こうかなと思います。
※上記は最新のグラフエディタです。
これも設定画面の中にある【アニメーション】→グラフエディタのタブの欄にある【グラフエディタのUI】の項目をクラシックから最新にチェックを入れるとグラフエディタが見覚えのあるのになると思います。
※上記は旧式(クラシック)のグラフエディタです。
私的に最新でも使いやすい気がしていますが、違和感ある人は変更してもいいとおもいます。
ただ今後慣れてエラーがでるぐらいなら最新でやるのがお勧めです!
あと個人的にお勧めなのが、フリーで提供しているカスタムグラフエディタです。
私も良く使わせて頂いているのですが、
たとえば一軸だけを一括選択などグラフエディタでanimやFBXを出力できたりとアニメーターがめんどくさがっていたモノがこのグラフエディタで楽々解決してくれます。
このブログをやってる人は天才です。。
私とは関係ないので勝手に宣伝になるのですが、
導入方法も簡単なので是非、興味ある方はこのカスタムグラフエディタを使用してみてください。
※カスタムグラフエディタ
まとめ
旧式のレンダーレイヤーと旧式のグラフエディタは設定で使用することが出来、
他にもデフォルトでは、レガシビューポートはMaya 2018以降のバージョンでは使用できません。これも設定を少し書き換えると使用できるようになるのですが、
MAYA2017から色々と変化して旧式のものは設定である程度は使用する事ができますが、いつかなくなる事を考えると新しいものを常に取り入れていくことをお勧めします。
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